ビオディナミ、環境循環型農業"Honest Wine" 「誠実なワイン」
ウォーター・クルーフ Waterkloof [ ステレンボシュ地区 ]
[ 設立年度 ] 2004年
フランス系イギリス人の現オーナーのポール・ボートゥノウ(写真上段左より2枚目)は、イギリスでワイン輸入業で成功し、その後1993年から本当のテロワールを表現し、上質のワインが作れる畑を探し始めました。
コートドール、シャブリ、ポイヤック、バローロなども調査したが、10年かけて調査した結果、行きついたのが南アフリカ・ステレンボシュ・ヘルダーバーグのフォルスベイ(湾)」を眼下に見下ろせる海に近いシャーペンバーグの南側斜面でした。
畑の標高は海抜150-300m、フォルスベイからは4-5kmの所であり、ステレンボシュ地区内では、最も冷涼な場所です。
ポールは2004年にその農園を購入、2005年に初ヴィンテージを販売しました。その後、世界中のビオディナミの畑を訪問し、そのワインに触れ、2008年から自らもビオディナミに変わる事を決断。
そして、2009年に世界的にもユニークで芸術的なセラー、テイスティングルーム、レストランを完成させました。ウォータークルーフでは、自分達のワインを「Honest Wine」(誠実なワイン)、つまり、テロワールを誠実(正直)に表現したワインと呼んでいます。ワイン醸造に関しては、不干渉主義のアプローチ。
今ではステレンボッシュを代用するビオディナミワイン生産者に成長しました。